ぼくの身体はコルク板の上。ニヤニヤと笑う目がぼくを見下ろしている。「芋虫にさあ、目玉みたいな模様つけてるのいるでしょ。あれ、なんのつもりだと思う?」 ピンがぼくの腹を貫き、コルク板に突き刺さる。声は出なかった。声帯なんて生まれつき持っていな…
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